私たちは、兵庫県尼崎市にある就業時間6時間制の会社です。


当社、株式会社ウイズダムマネジメントは、経営コンサルティングとネット通販事業を展開している企業です。

2015年4月より、就業時間を短くして6時間制にしました。

当社は、それまで午前9時から午後5時(昼休憩1時間)までだった就業時間7時間制を1時間短くし、
朝の始業時間を9時30分、
夕方の終業時間を午後4時30分、
昼休憩を1時間とし、
就業時間を6時間制に変更しました。




就業時間が短いことについて、多くの皆様が疑問に思うであろうことをいくつか解説したいと思います。




[疑問1]
就業時間を短くして営業や売上に支障がないのか


【回答1】
当社は事業として、企業向けのコンサルティングと、企業及び一般向けのネット通販事業を行っています。

コンサルティング事業は、経営支援やISO認証取得、社員カウンセリングを行っていますが、大阪、兵庫、京都を中心にお客様の会社に訪問する仕事なので、オフィスの就業時間の影響は特にありません。

もう1つのネット通販事業は、ホームページが24時間稼動しているため、就業時間の変更による売上への影響がほとんどありません。受注処理などの業務は就業時間内に対応できるので問題ありません。

いずれの事業も、就業時間を長くしたり、また短くすることで売上に影響を及ぼすことは無いと考え、就業時間を短くしました。

1年以上経過しておりますが、特に売上や営業に問題は発生していません。



[疑問2]
就業時間を短くして、生産性に問題がでたり、仕事が終わらないといった問題はないか

【回答2】
短くしたことで、仕事が終わらないといった問題はありません。

当然するべきことがあれば残って仕事をすることがありますが、終わっていれば帰ることができるので、短くして良かったと思います。

就業時間を短くして、より強く感じるのは、「人間は、時間に合わせて仕事をしている」ということがよく判りました。

終業が午後5時であれば、その時間に合わせたスピードで仕事をするし、4時半で終わりたければ、それに合わせたスピードで仕事をする、人間にはそんな性質があると実感しています。



[疑問3]
お客様に迷惑がかかっていないか

【回答3】
コンサルティング事業でお客様を訪問する時間は、基本的にお客様に合わせています。

お客様のもとへ朝9時に行くときや、夜も遅いときがあります。こちらはお客様の会社に訪問する都合上、お客様に合わせて働いています。

ネット通販事業では、ホームページ自体は24時間稼動しているので、注文ができないということはありません。少なからず電話でのお問合せも頂戴しているので、午後5時ごろ電話して、誰も出ないということで、お客様にはご迷惑をかけているかもしれません。

この辺は、飲食店や小売店が営業時間を自主的に決めるような間隔です。

営業時間が長い飲食店もあれば、食材がなくなり次第営業終了のお店もあります。当社も、営業時間は自社主体で考えることにしました。

営業時間を長くすることで、売上に大きな差が出るようでしたら、考えたかもしれませんが、就業時間を長くするメリットより、短くするメリットの方が大きいと感じました。



[疑問4]
就業時間を6時間制に短くするメリットがあるのか

【回答4】
就業時間を6時間制に短くするにあたって考えたのは、就業時間が7時間から6時間に変更することによる大きな支障がないなら、6時間制の方が「働きやすい」「働き手にとって魅力ある企業」という意味で、そこにメリットを感じました。

仕事は効率よく短く終わるに越したことがありません。仕事は短く、人生は楽しく。

時間を短くしたことによって、給与が変わっていないので、実質収入アップになっているのも良い点です。

当社がこれを実現できる事情として、売上や生産性に大きな影響がないということと、当社が10名未満の小規模企業だからです。

実際に売上や生産性に支障がないことは体験して実感しています。

なぜ、小規模企業だと就業時間を短くできるか、これは就業時間のことだけではないですが、小規模であるため、短くすることの影響がないことをすぐに確認できました。それで、問題ないことがすぐに判りました。大規模企業だと、短くすることの影響を確認するのにも手間がかかるのではないでしょうか。

それと、小規模か大規模の関係があるか明確には判りませんが、規模が小さいことで、労働時間の総数にあまり影響がないと思います。100人の会社であれば、1日100時間の労働時間が短くなります。1000人だったら1000時間です。

ただ、1人あたりの時間数(比率)は、規模に関係ないので、大きい企業であろうと、それこそ力を合わせて働けば、小規模企業より影響が少ないということがあるかもしれません。



[疑問5]
就業時間が短いデメリットは

【回答5】
特にデメリットは感じていません。

就業時間が短くなったために、気づかないところで失われていることもあるかもしれませんが、逆にメリットを強く感じているので、就業時間を短くして良かったと感じています。

働く時間が短くなり、お給料が変わらないなら、これに越したことはないのではないでしょうか。

集中して働ける職場環境をこれからも維持したいと思います。




以上、就業時間6時間制に関する想定問答でした。


当社は、まだまだ小さい会社ですが、働きやすい職場環境を維持し、魅力ある職場で、より良い成果が得られるよう進んで参ります。

現在は週休2日ですが、将来は、週休3日ということもあるかもしれません。

尼崎から兵庫県を、大阪を、関西を魅力ある社会にするべく、挑戦し続けたいと思います。お読みいただき有難うございました。


兵庫県尼崎市武庫之荘1-25-1
株式会社ウイズダムマネジメント



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